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他人のテンションを上げたい人間・裸野O様がいろいろ考えるブログ 

42歳処女独身契約社員が雇い止め! 迷走の挙句に思いついた秘策とは?

42歳処女独身契約社員が雇い止め! 迷走の挙句に思いついた方法とは?

 

42歳、処女、独身の知人の話。

 

彼女は、30代半ばのころ、大手企業に派遣社員(事務員)として入社した。芸能人や有名人が多数出入りする、メディア系のおしゃれな職場に、ウキウキワクワク。ルンルン(死語)状態で働いていた。

 

私と、居酒屋で向き合うとき、彼女の目玉の中には、いくつかの星がまたたいていた。「とっても素敵な職場なの」と彼女は語り、私は、ウラヤマシーナー、ステキダナーと世辞を送った。

 

数年後、彼女は、派遣から、契約社員に昇格した。

 

彼女は、嬉しそうに私に報告した。契約社員になるために、いかに頑張ったかを自慢を交えてしゃべり続けた。彼女は、他人に興味がない。自分のことだけを一方的に話し続けた。

 

そして、「でも、本当は仕事より結婚がしたい」と付け加えた。私は、彼女がトイレに行くため立ち上がった瞬間、彼女の腰周りに、立派な鏡餅みたいな肉が乗り始めているのを確認した。

 

彼女の婚活は、難航していた。お見合いパーティーで出会った、勤務先とは別の有名メディア系企業に勤める年下の男に狙いを定め、三年間ほど、マメにメールを送り続けていた。

 

彼女は、恋愛経験がない。だから、男への適切なアプローチと、気のない態度をとられたときの引き上げ方がわからない。その三年間で、彼女が男に会えたのは、お見合いパーティーの当日だけ。男からの返信は、月日を経るごとに減っていき、気が付いたら彼女は3つ歳をとっていた。

 

彼女は、40歳を過ぎた。

 

ある日、勤務先である華やかなメディア系企業から、契約更新がないことを告げられた。

 

彼女は、焦ってデザイナーの専門学校・夜間部に入校した。仕事が終わってから、専門学校へ通い、ワカモノに混じってデザインの勉強をしているのだという。

 

クリエイティブ職の経験は一切ないが、「昔から憧れだった」デザイナーになるのだそうな。42歳、未経験からのデザイナー転職。私は、いつも彼女のガッツに感激する。三年間、全然会えない男にメールを送信し続けたときも、契約社員の更新がなくて、困った挙句、デザイナーの養成学校に大金を支払ってしまったときも。

 

人は、成長とともに、面白みを失くしてしまうのかと思っていたが、おばさんになっても、面白い人っているもんだ。

 

若者は、自分探しをしたがるけれど、歳をとれば、自分なんて嫌でも、ある程度、わかってしまうものなのよ。

 

自分がわかっていない時期の迷走は、後から考えると、楽しい。彼女は、42歳、独身、処女。まだ、青春の途中にいるのだと思う。私は、彼女が、デザイナーとして成功することを祈っている。